雪国で車に乗るなら、自動車保険のロードサービスだけで、雪の日の”これは困った”に対応できるか確認しておきたいところです。
私は雪の多い信州に住み、車を運転して50年になります。
冬の朝、出かけようとしたら車が雪にはまって動かない。買い物先でエンジンがかからない。雪のある暮らしでは、こうした心配が身近にあります。
「保険にロードサービスが付いているから、JAFまでは必要ないのでは?」
そう思う方もいるでしょう。ただ、雪にはまったときの救援や利用できる回数など、保険とJAFでは対応が異なる場合があります。
この記事では、雪国でJAFにも入る理由として、次の3つお伝えしています。
- 雪にはまったとき、保険では対象外の救援も頼める
- ひと冬に何度困っても、利用回数の制限なく頼める
- 自分の車だけでなく、家族や友人の車に乗っているときも使える
ただし、作業内容によっては会員でも費用がかかり、大雪の日は到着まで待つこともあります。
この記事では、こうした違いや注意点を紹介します。今の保険と冬の車の使い方を照らし合わせ、ご自身にもJAFが必要か考えてみてください。
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雪国でJAFにも入る理由① 雪にはまると、保険だけでは対応できない場合がある

自動車保険に入っていても、雪にはまった車を助けてもらえない場合があります。
「車の保険にロードサービスが付いているから大丈夫」と思っている人もいるでしょう。
ただ、雪にはまったときも使えるかどうかは、入っている保険によって違います。
自宅の駐車場で動けない…雪にはまっただけでも保険は使える?
朝、車で出かけようとしたら、タイヤが雪にはまって動かない。エンジンはかかるのに、タイヤだけが空回りしている。
このように、雪などにはまって車が動けなくなることを「スタック」といいます。
車が壊れたわけではないため、保険のロードサービスでは対応してもらえない場合があります。 ただし、雪にはまった車も助けてくれる保険はあります。JAF公式のサービス比較
自分の保険で使えるか迷ったら、保険会社にこう聞いてみましょう。
「雪にはまって車が動かなくなったとき、無料で引き出してもらえますか?」
雪が降る前に聞いておけば、困ったときにどこへ連絡すればよいかがわかります。
JAFは事故や故障でなくても、雪道からの引き上げを頼める
JAFは、雪にはまって動けなくなった車も助けてくれます。
道路だけでなく、自宅の駐車場でも頼めます。ただし、安全に作業できることなどが条件です。
例えば、買い物を終えて帰ろうとしたら、駐車場の雪から車を出せなくなった。
そんなとき、自分の保険では対応してもらえなくても、JAFに相談できます。
雪の日も車で出かける人にとって、困ったときの連絡先があると心強いでしょう。
会員でも費用がかかるのはどんな場合?
雪にはまった車を引き出す簡単な作業なら、JAF会員は無料です。
ただし、どんな状態でも無料になるわけではありません。
例えば、車が道路から落ちてしまい、引き上げるために大がかりな作業が必要な場合は、会員でも費用がかかることがあります。JAF公式の料金・無料範囲
電話などで頼むときは、車の様子をわかる範囲で伝えましょう。
- タイヤが空回りしている
- 車の底が雪に乗り上げている
- タイヤが溝に落ちている
そのうえで、「無料で対応できますか。お金がかかるなら、いくらですか」と確認しましょう。
雪国でJAFにも入る理由② ひと冬に何度困っても救援を頼める

JAFは利用回数に制限がないので、一度助けてもらったあとも、また困ったらまた頼めます。
冬の車のトラブルは、一度で終わるとは限りません。雪の日も車を使うなら、何回まで助けてもらえるかも気になるところです。
バッテリー上がりの次は雪…JAFは利用回数に制限がない
先月はバッテリーが上がり、JAFに助けてもらった。今度は、買い物先で雪にはまって動けなくなった。
「この前も呼んだのに、また頼んでいいのかな」と迷うかもしれません。
JAFなら、前に呼んだ回数を気にせず頼めます。 無料で受けられる作業であれば、2回目以降も無料です。
ただし、車の状態や作業の内容によっては、お金がかかる場合があります。JAF公式の利用回数・料金の説明
保険のロードサービスは、サービスごとの回数制限を確認
保険のロードサービスは、助けてもらう内容によって、使える回数が決まっている場合があります。
保険会社には、次のように聞くとわかりやすくなります。
すべての保険が同じではありません。自分が入っている保険の内容を確認しましょう。
- バッテリー上がりは、何回まで無料で助けてもらえる?
- 雪にはまったときも使える?回数に決まりはある?
- 無料の回数を使い切ったら、どうなる?
「前に使ったから、もう無料では呼べないかもしれない」
そんな心配に備えたい人にとって、回数の制限なく頼めることは、JAFにも入る理由の一つになります。
【冬の雪道対策】JAFと自動車保険のロードサービス比較
| 比較項目 | 🛠️ JAF(日本自動車連盟) | 🚙 自動車保険のロードサービス |
|---|---|---|
| サービスの対象 | 「人」にかかる (友人の車・レンタカー・同乗でもOK) | 「契約車両(車)」にかかる (他人の車やレンタカーは対象外) |
| 雪道でのスタック (ぬかるみ・泥濘) | 原則無料(回数無制限) ※チェーン着脱や異音点検も対応 | 対象外、または有料が多い (事故や故障による自走不能時のみ) |
| 大雪・混雑時の対応 | JAF会員を最優先で救助 (非会員の要請は断る場合あり) | 受付順のため数時間待ちが多発 (提携業者を自力手配するケースも) |
| 利用回数の制限 | 何回呼んでも無料 | 年間1回〜数回までなど制限あり |
| コスト(費用) | 年会費 4,000円 (月換算で約333円) | 保険料に含まれる、あるいはオプション |
📌 ここがポイント!
普段の街乗り(バッテリー上がりやキー閉じ込み)なら、自動車保険のロードサービスでも十分カバーできます。
しかし、上の表の通り「雪道でのスタック(立ち往生)」や「大雪の日の救助優先度」に関しては、JAFが圧倒的に有利です。雪国在住者やスキー場へ行く人にとって、JAFの年会費4,000円(月333円)は、「大雪の日に何時間も凍えずに、確実に助けてもらうための優先パス代」と言えます。
雪国でJAFにも入る理由③ 家族や友人の車に乗っているときも使える

JAFは、自分の車以外に乗っているときも使えます。
個人会員・家族会員の場合、サービスの対象になるのは、入会した本人です。そのため、家族の車やレンタカーに乗っているときも助けを頼めます。
家族の車やレンタカーを運転中でも頼める
家族の車を借りて買い物に行ったら、駐車場の雪にはまってしまった。
そんなときも、自分がJAF会員なら救援を頼めます。 旅行先で借りたレンタカーでも同じです。
いつもと違う車に乗るたびに、JAFへ登録し直す必要はありません。ただし、対応できる車の種類や、無料で受けられる作業には決まりがあります。
友人の車に同乗しているときも対象になる
友人の車で出かけた帰り、雪にはまって動けなくなった。運転していた友人は、JAFに入っていない。
この場合も、一緒に乗っている自分が会員なら、JAFを呼べます。
自分が運転している必要はありません。助手席や後ろの席に乗っている場合も対象です。
頼むときは、「JAF会員の私が、この車に乗っています」と伝えましょう。
自分が乗っていない車でも、家族は使える?
家族であっても、自分が乗っていなければ、自分の会員資格では使えません。
例えば、夫がJAF会員で、妻が一人で車に乗って出かけた場合です。妻が雪にはまって困っても、自宅にいる夫の会員資格では、会員向けのサービスを受けられません。
JAFは「家族の誰か一人が入れば、家族全員が会員になる」という仕組みではないためです。
家族が一人で車を使うことも多いなら、その人の保険でどこまで助けてもらえるかを確認しましょう。足りないと感じたら、家族会員への入会も考えられます。
雪の日にJAFを頼る前に、知っておきたいこと

JAFに入っていても、呼べばすぐに来てもらえるとは限りません。
また、入会の申し込みをしてから、会員としてサービスを使えるようになるまでには時間がかかります。冬に備えるなら、この2つも知っておきましょう。
大雪の日は、会員でも到着まで時間がかかることがある
大雪の日は、あちこちで車のトラブルが起きます。
助けを求める人が増えたり、雪で道路を通りにくくなったりすると、JAFの到着まで時間がかかります。道路の状況によっては、現場まで来られない場合もあります。
「JAFに入っているから、大雪でも出かけて大丈夫」とは考えないようにしましょう。
天気予報で大雪が予想されているなら、買い物を前日に済ませるなど、車を使わずに済む準備も役立ちます。
雪にはまってから入会しても、すぐ会員として使える?
雪にはまってから入会すれば、その場の救援が無料になるわけではありません。
JAFの救援現場で入会することはできます。ただし、そのときの救援には非会員の料金がかかります。会員としての料金になるのは、仮会員証が発行されたあとの次回以降です。
ネットで申し込む場合も、手続き直後から使えるわけではありません。
例えば、クレジットカードで入会した場合、仮会員証をダウンロードできるのは、手続きをした翌日の午前0時以降です。
仮会員証とは、正式な会員証が届くまで使う、会員であることを示すものです。
冬のために入会するなら、雪が降る前に手続きを済ませ、いつから使えるかまで確認しておきましょう。
私にもJAFは必要?保険の内容と冬の車の使い方で判断しよう

雪国に住んでいるからといって、全員にJAFが必要とは限りません。
今の保険で助けてもらえる範囲と、冬に車を使う場面を合わせて考えてみましょう。
今の保険で、雪道の救援はどこまで受けられる?
まずは、入っている保険で次の3つを確認しましょう。
- 雪にはまった車を、無料で引き出してもらえるか
- サービスごとに、使える回数の決まりはあるか
- 家族の車やレンタカーに乗る場合は、どうなるか
保険のロードサービスは、契約によって内容が違います。JAF公式のサービス比較
自分が心配している場面に保険で対応できるなら、JAFを追加する必要性は低くなります。
反対に、「雪にはまった場合は対象外」とわかったなら、JAFにも入る理由がはっきりします。
雪の日の通勤や買い物で、車が動かなくなると困る?
同じ雪国でも、車の使い方は人によって違います。
大雪の日は家で過ごせる人もいれば、仕事や通院のために車を出さなければならない人もいるでしょう。
例えば、次のような生活なら、雪道で困った場合の備えを考えておきたいところです。
- 雪の日も、車で通勤している
- スーパーや病院が遠く、歩いて行くのは難しい
- バスや電車が少なく、車以外では出かけにくい
「車が動かなくなったら、自分はどうするだろう」と考えてみてください。
ほかの移動手段がなく、身近に助けを頼める人もいないなら、救援を頼める先があることは心強いはずです。
年会費と初年度の費用を払って、備えておきたい?
JAFの個人会員は、年会費4,000円、入会金2,000円が基本です。 通常、初年度は合わせて6,000円かかります。
年会費4,000円を月あたりにすると、約333円です。ただし、月払いではなく、年会費として支払います。
一度も救援を呼ばずに、1年が終わることもあるでしょう。だからこそ、無理に「元を取れるか」だけで決める必要はありません。
自分の保険では助けてもらえない場面に、年4,000円を払って備えたいか。
冬の車の使い方と家計を照らし合わせると、自分に必要かを判断しやすくなります。
まとめ|雪が降る前に、保険だけで困らないか確認しよう

雪の日も車を使うなら、まずは自分の保険で、雪にはまった車を助けてもらえるか確認しましょう。
保険だけでは対応できない場合、JAFにも入っておくことで、頼れる先が増えます。
この記事で紹介したJAFの特徴は、次の3つです。
- 雪にはまって動けなくなった車も救援の対象になる
- 利用回数に制限がなく、繰り返し頼める
- 会員本人が乗っていれば、家族や友人の車でも使える
ただし、会員でも作業によっては費用がかかります。大雪の日には、到着まで待つこともあります。
「明日の朝、駐車場の雪から車を出せなかったら、どこへ電話しよう?」
その答えが決まっているだけでも、困ったときに慌てずに済みます。
今の保険で足りないと感じたら、雪が降る前にJAFへの入会を考えてみてください。

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