夜の10時すぎ、コンビニの駐車場で、ふと自分の車を見た瞬間に血の気が引いたことがあります。
鍵が、車の中にある。
ドアは全部ロックされていて、開きません。エンジンもかけたまま、荷物も鍵も、全部車内に置き去りです。
スマホで「鍵 閉じ込め 業者」と検索しようとした指が、少し震えました。今すぐ誰かを呼びたい。でも、誰でもいいわけじゃない。
もしこの検索で、変な業者に当たってしまったら――。
そう考えたら、急に怖くなったのを覚えています。
私は今まで、鍵の閉じ込め、バッテリー上がり、パンクくらいしかロードサービスのお世話になったことはありません。幸い、ぼったくりのような怖い思いをしたことはないです。
でも、車のトラブルというのは「まさか自分が」というタイミングで、必ずやってきます。今日は大丈夫でも、来月はわかりません。
そして今、ネットで検索してロードサービスを呼んだ人が、想像以上のお金を請求される、というトラブルが増えています。
「バッテリー上がり、基本料金2,480円〜」
そんな表示を見て安心して呼んだのに、作業が終わったら請求は5万円、7万円、時には20万円を超えることもあるそうです。
焦っているときほど、人は冷静な判断ができません。だからこそ、トラブルが起きる「前」に、危ない業者の見分け方を知っておく。これが一番の備えになります。
この記事では、私自身の経験も交えながら、ロードサービスのぼったくりを避けるための5つの見極めポイントを、できるだけわかりやすい言葉でお伝えします。
ネットで見つけたロードサービス、安い料金だけで選んで大丈夫?

車が突然動かなくなると、かなり焦ります。
バッテリーが上がった。
タイヤがパンクした。
道路上で車が動かなくなった。
こんなとき、スマホで「ロードサービス」と検索する人もいるでしょう。
そこで、
「基本料金2,980円~」
「3,980円~で対応」
「最短○分で到着」
などと書かれていると、すぐに電話したくなります。
しかし、ネットに表示されている安い料金だけで業者を決めるのは注意が必要です。
消費者庁や国民生活センターからも、ネットで見つけたロードサービスを利用して高額な料金を請求されたトラブルについて注意喚起が出ています。
「2,980円~」「3,980円~」でも総額が安いとは限らない
特に確認したいのが、料金の後ろに付いている「~」です。
たとえば、
「基本料金2,980円~」
と書かれていても、2,980円だけで作業してもらえるとは限りません。
基本料金とは別に、
- 出張料金
- 作業料金
- 夜間・早朝料金
- 特殊作業料金
- レッカー料金
などが加わる場合があります。
最初は数千円だと思っていたのに、作業が終わってから数万円を請求される可能性もあります。
そのため、広告に書かれた最初の金額だけを見るのではなく、「全部でいくらくらいになりますか?」と確認することが大切です。
正確な金額が現場を見ないと分からない場合でも、追加料金の有無は聞いておきましょう。
車のトラブル中は急いで決めてしまいやすい
普段なら、
「この料金、本当に大丈夫かな?」
と考えられる人でも、車のトラブル中は冷静に判断できないことがあります。
特に、
「夜中に車が動かない」
「知らない土地で故障した」
「道路上で後ろの車が気になる」
といった状況なら、なおさらです。
検索結果の上に出てきた業者へ、そのまま電話してしまうこともあるでしょう。
しかし、ここで少しだけ確認してください。
JAFを利用できないか。
自動車保険にロードサービスが付いていないか。
この2つを確認してからでも遅くありません。
JAFは会員だけでなく、非会員でもロードサービスを依頼できます。
「JAF会員じゃないから呼べない」と思い込み、慌ててネットで見つけた業者へ依頼する必要はありません。
まずはJAFや自動車保険を確認し、それでも民間のロードサービスを利用する場合は、作業を頼む前に料金を確認しましょう。
「安そうだからすぐ電話する」のではなく、「総額はいくらになりそうか」を確認する。
これだけでも、高額な料金トラブルを避けやすくなります。
ロードサービスでは実際にどんな高額請求がある?

「高額請求といっても、本当にそんなに高くなるの?」
そう思う人もいるでしょう。
実際に、ネットで安いロードサービスを見つけて依頼したところ、広告で見た金額よりもかなり高い料金を請求されたというトラブルが報告されています。
特に注意したいのは、バッテリー上がりやパンクなど、突然起こる車のトラブルです。
安い広告を見て呼んだら数万円になったケース
国民生活センターでは、バッテリー上がりでネット検索し、「2,980円~」と表示されていたロードサービスを依頼した事例を紹介しています。
ところが、業者が到着して提示した見積額は6万6,000円でした。
広告を見た人からすれば、
「3,000円くらいだと思っていたのに……」
と驚く金額です。
もちろん「2,980円~」の「~」には、それ以上になる可能性があるという意味があります。
しかし、車が動かず困っているときは、そこまで考えずに依頼してしまうことがあります。
だからこそ、電話をしたときに、
「基本料金以外に何がかかりますか?」
「この作業なら総額はいくらくらいですか?」
と確認しておくことが大切です。
作業後に追加料金を請求されるケース
もう一つ注意したいのが、作業が終わってから料金が高くなるケースです。
最初に聞いていた料金に、
「追加作業が必要だった」
「特殊な作業だった」
「夜間料金がかかる」
などの費用が加わり、想像していた金額より高くなることがあります。
問題なのは、作業が終わってからでは断りにくいことです。
車が動くようになったあとで高額な料金を言われれば、
「もう作業してもらったから払うしかないのかな」
と思ってしまうでしょう。
そのため、作業を始めてもらう前の料金確認が重要です。
総額はいくらか。
追加料金が発生する可能性はあるか。
追加作業が必要になった場合、作業前に説明してもらえるか。
このあたりを確認してから依頼しましょう。
「数千円だと思っていたら数万円だった」という事態を避けるには、広告に書かれた料金だけで判断しないことが大切です。
では、ロードサービスを呼ぶ前に具体的に何を確認すればよいのでしょうか。
次は、ぼったくりを避けるために確認したい5つのポイントを見ていきます。
ぼったくりを避けるために確認したい5つのポイント

ロードサービスの料金トラブルを避けるために、難しい知識は必要ありません。
大切なのは、業者を呼ぶ前と作業を始める前に料金を確認することです。
特に次の5つを確認しておきましょう。
①「○○円~」だけで業者を決めない
ネットでロードサービスを探すと、
「2,980円~」
「基本料金3,980円~」
など、安い料金が目に入ることがあります。
しかし、「~」と書かれている場合、その金額が支払総額とは限りません。
出張料や作業料などが別にかかることもあります。
安い料金を見つけても、すぐに依頼せず、最終的にいくらくらいかかるのかを確認しましょう。
② 電話で作業料金の目安を確認する
業者へ電話したら、車の状態をできるだけ具体的に伝えます。
たとえば、
「自宅でバッテリーが上がった」
「一般道でタイヤがパンクした」
「車が動かないのでレッカーが必要」
といった内容です。
そのうえで、
「この場合、全部でいくらくらいかかりますか?」
と聞いてみましょう。
「現場を見ないと分からない」と言われた場合も、基本料金や出張料金、夜間料金などを確認しておくと安心です。
③ 作業前に総額と追加料金を確認する
業者が到着しても、すぐに作業を始めてもらう必要はありません。
まず、
「この作業はいくらですか?」
と確認します。
さらに、
「追加料金がかかる可能性はありますか?」
と聞いておきましょう。
予定外の作業が必要になった場合も、勝手に進めてもらうのではなく、料金を聞いてからお願いすることが大切です。
できれば見積書など、金額が分かるものを確認してから作業をお願いしましょう。
④ キャンセル料を確認する
意外と忘れやすいのがキャンセル料です。
業者を呼んだあとで、
「思っていたより料金が高いから断りたい」
となることもあります。
そのとき、高額なキャンセル料を請求されて困らないよう、電話の段階で確認しておきます。
「現場で料金を聞いて断った場合、キャンセル料はいくらですか?」
と聞けば分かりやすいでしょう。
⑤ JAFや自動車保険を先に確認する
車が動かなくなったからといって、必ずネットでロードサービス業者を探す必要はありません。
まず確認したいのが、JAFと自動車保険です。
JAFは会員だけでなく、非会員でもロードサービスを依頼できます。
また、自動車保険にロードサービスが付いていれば、トラブルの内容によっては利用できる場合があります。
そのため、
JAFを確認する
→ 自動車保険を確認する
→ 必要なら民間のロードサービスを探す
という順番で考えると分かりやすいでしょう。
車が動かないと焦りますが、スマホで見つけた一番安そうな業者へすぐ電話する必要はありません。
特に覚えておきたいのは、
「呼ぶ前に料金を聞く」
「作業前に総額を確認する」
この2つです。
少し確認するだけでも、思わぬ高額請求を避けるための対策になります。
業者が来てから高額な料金を言われたらどうする?

業者を呼んだあとに、
「思っていたよりずっと高い」
と分かった場合、慌てて作業をお願いする必要はありません。
特に、ネットでは数千円と書かれていたのに、現場で数万円の見積もりを出された場合は、作業内容と料金をよく確認しましょう。
納得できないまま作業を進めてもらわない
まだ作業が始まっていないなら、まず総額を確認します。
「なぜこの金額になるのですか?」
「追加料金はありますか?」
と聞いてみましょう。
説明を聞いても納得できない場合は、その場ですぐに作業をお願いせず、JAFや自動車保険のロードサービスを利用できないか確認する方法もあります。
すでに業者が現場まで来ている場合は、キャンセル料が発生することもあります。
その場合も、言われた金額をそのまま受け入れるのではなく、キャンセル料の根拠や内訳を確認しましょう。
料金・作業内容・明細を確認する
作業をお願いする場合は、
- 何の作業をするのか
- 作業料金はいくらか
- 出張料金はいくらか
- 追加料金はあるのか
- 最終的な支払額はいくらになるのか
を確認しておきます。
見積書が出る場合は、内容を確認してから作業をお願いしましょう。
また、作業後に聞いていなかった追加料金を請求された場合は、何の料金なのか説明を求めることも大切です。
「もう作業してもらったから、言われた金額を払うしかない」
とすぐに判断する必要はありません。
料金や作業内容に納得できない場合は、請求書や見積書などを確認し、業者とのやり取りもできるだけ残しておきましょう。
あとで相談するときにも役立ちます。
身の危険を感じるような強い言い方や脅すような行為があれば、料金の問題だけで済ませず、安全を優先してください。
そして、高額な請求について自分だけでは判断できない場合は、消費生活センターなどへ相談する方法があります。
次は、すでに料金を支払ってしまった場合にどうすればよいのかを見ていきます。
すでに高額な料金を払ってしまったら?

「高いと思ったけれど、その場で断れず払ってしまった」
そんな場合でも、そこで終わりと決めつける必要はありません。
まずは、料金や作業内容が分かるものを集めて、できるだけ早く相談しましょう。
領収書や業者とのやり取りを残しておく
高額請求について相談するときは、どのような流れで依頼し、いくら請求されたのかが分かるものが役立ちます。
たとえば、
- 見積書や領収書
- 請求書
- 業者の名前や電話番号
- メールやSMSのやり取り
- クレジットカードの利用明細
- ネット広告や料金表示の画面
などです。
ネット広告を見て依頼した場合は、できれば画面を保存しておきましょう。
「広告では数千円だったのに、実際には数万円を請求された」といった違いを確認しやすくなります。
また、
「最初にどのくらいの料金だと説明されたか」
「どんな作業をされたか」
「いつ高い料金を知らされたか」
なども、覚えているうちにメモしておくとよいでしょう。
困ったら消費者ホットライン「188」に相談する
自分だけでは解決が難しい場合は、**消費者ホットライン「188(いやや!)」**に相談できます。
188へ電話すると、近くの消費生活センターなどにつながります。
「もう支払ったから相談しても意味がない」
と思わず、納得できない請求であれば相談してみましょう。
状況によっては、契約の取り消しやクーリング・オフなどについて相談できる場合もあります。
ただし、すべてのケースで返金されるわけではありません。
契約した状況や作業内容などによって対応が変わるため、まずは専門の相談窓口に事情を伝えることが大切です。
高額な料金を請求されてから困るより、できればトラブルが起きた時点で、安心して依頼できるところを知っておきたいものです。
次は、**「慌ててネットで探す前にJAF・自動車保険を確認しよう」**について見ていきます。
慌ててネットで探す前にJAF・自動車保険を確認しよう

車が動かなくなると、すぐにスマホでロードサービスを探したくなります。
しかし、その前に確認してほしいのがJAFと自動車保険です。
「JAFに入っていないから関係ない」
と思う人もいるかもしれません。
実は、JAFは非会員でもロードサービスを依頼できます。
また、自動車保険にロードサービスが付いていることを忘れている人もいるでしょう。
慌てて知らない業者を探す前に、この2つを確認してみてください。
JAFは非会員でも呼べる
JAFのロードサービスは、会員だけのものではありません。
JAFに入っていない人でも救援を依頼できます。
ただし、非会員の場合は作業内容に応じた料金がかかります。
そのため、
「JAF会員じゃないから、ネットで別の業者を探そう」
と最初から候補から外す必要はありません。
JAFの非会員料金を確認して、それからどうするか判断する方法もあります。
一方、JAF会員であれば、バッテリー上がりやパンクなど多くのロードサービスを会員無料範囲で利用できます。
車のトラブルが起きてから慌てて業者を探したくない人は、普段からJAFへの入会を考えておくのも一つの方法です。
自動車保険にロードサービスが付いている場合もある
もう一つ忘れずに確認したいのが、自動車保険です。
契約している自動車保険にロードサービスが付いていれば、
バッテリー上がりやレッカー移動などに対応してもらえる場合があります。
自分の保険にロードサービスが付いているか分からない場合は、保険会社や契約内容を確認してみましょう。
車のトラブルが起きたら、
① JAFを確認する
② 自動車保険を確認する
③ それでも必要なら民間のロードサービスを探す
この順番で考えると分かりやすいでしょう。
大切なのは、車が動かなくなったときに、「とにかく一番上に出てきた業者へ電話する」状態にならないことです。
いざというときにどこへ連絡するかを普段から決めておくだけでも、慌てて業者を選ぶリスクを減らせます。
\ 入会手続きはスマホから数分で完了 /
→ JAFに入会して、いざという時の安心を確保する
まとめ|ロードサービスは「安そう」だけで決めない

車が突然動かなくなると、誰でも焦ります。
そんなときにスマホでロードサービスを検索し、
「2,980円~」
「3,980円~」
といった安い料金を見つけると、すぐに頼みたくなるかもしれません。
しかし、広告に表示された料金だけで業者を決めるのは注意が必要です。
基本料金とは別に、出張料や作業料、夜間料金などが加わり、思っていたより高くなることがあります。
ロードサービスを依頼するときは、次のことを覚えておきましょう。
- 広告の「○○円~」だけで判断しない
- 電話で料金の目安を聞く
- 作業前に総額と追加料金を確認する
- キャンセル料も確認する
- JAFや自動車保険を先に確認する
特に大切なのは、作業が始まる前に料金を確認することです。
そして、すでに高額な料金を請求されて困っている場合は、一人で判断せず、消費者ホットライン「188」へ相談する方法もあります。
車のトラブルが起きたら、
JAFを確認する → 自動車保険を確認する → 必要なら民間業者を探す
この順番を覚えておくと安心です。
トラブルが起きてから慌てて検索するのではなく、普段から「困ったらどこへ連絡するか」を決めておきましょう。


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